アパートから一軒家の「借家」に引っ越す前に知っておくべきこと

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一軒家の借家に引っ越して早くも半年、今までの小さなアパート暮らしと比べて意外と面倒なことを経験してきました。

今までは結婚して職場近くの2LDKという典型的な新婚向けのアパートにすんでいましたが、2人目ができて子供の荷物も増えて明らかに手狭になってきたので引越しを決意しました。

家を買うという選択肢もありますが、私自身は土地に縛られるのが嫌な「賃貸派」なので、不動産屋さんに空いてるアパートを探してもらっていました。

でも、なかなかないんですよね。今と同じくらいでは引っ越す意味が無いし、立地条件や駐車場の問題などそうそう旨い物件は見当たりません。ある程度の広さと立地だけを視野に入れていた新婚の頃と比べると条件は厳しくなるので当然です。

途方にくれていたところで、不動産屋さんから持ちかけられたのが「一軒家の借家はどうですか?」というもの。

借家という選択肢は、「広すぎる」イメージで頭になかったのですが、いざ見に行ってみると意外と綺麗で家賃も手ごろ。なんと間取り7LDKという広さで、庭付きで駐車場2台分ついており立地も良い。嫁さんも特に問題ないということなので、即決で決めてしまったのです。

前ふりが長くなりましたが、こうして借家に住むことになって半年、住む前に知っておけばよかったことをまとめてみます。

アパートの住人とは見られ方が違う点

アパートと一軒家・・・どちらも賃貸で不動産屋を通して契約し、一時的な住人であることは共通していますが、世間からの目や扱いには違いがあったという体験をまずはまとめていきます。

※地域性にもよるので全てのケースで当てはまるとは限りませんが、普通に考えればアパートの一つの部屋の住人が変わるのと目立つ一軒家の住人が変わるのでは注目度が違うのは当然といえます。

借家とはいえご近所付き合いが大変

引っ越すときに必ず行うのが近隣へのご挨拶や、その地域で円滑に生活していくために地域の組合や行事等の確認があります。

私の地域では「借家であっても一軒家の家主と同じ扱いを受ける」ということだったので、定期的に徴収される管理積み立てなどの費用もアパート住人よりも高く設定されているうえに、地域の神社の掃除当番など持ち回り行事の役割も割り当てられることになりました。

同じ地域であってもアパートに入居してる人には、このような役割は割り当てられないことになっているなど、同じ賃貸で入居している身分であっても扱いに違いがあったのです。

地域によって異なる部分ですし、ここまで細かくは実際に入ってみなければ分からないことですが、アパート住人と大きな扱いの違いがあるのは驚きました。

一軒家というだけあって、どんな人がどんな生活してるかは少なからず注目されますので、社交的な交流を毛嫌いされるような人は注意したほうが良いかもしれません。

防犯対策の重要性を再確認

アパートと大きく違う点が、防犯対策はしっかり考えなければいけないこと。

何せ出入り口はたくさんあるので施錠は今まで以上に気をつけなければいけませんし、庭があったり車庫が隣接してる場合には備品の盗難や、放火などの対策などは入居者の責任でやらねばならないことです。

通りすがりの泥棒とか、良く分からない酔っ払いなどには賃貸の住人かどうかなんて知ったことではないです。それなりにしっかりした家構えの場合、目をつけられたらそれまでだからです。

アパートのなどのようにお隣さんなどと情報交換したり、連携して対策をとるなどが容易にはできません。

たまに車庫の床に見覚えの無いタバコの吸殻が捨ててあったり、ゴミが捨てられてるなどしたときには気が気ではありませんでしたね。

気休めであっても、防犯用のセンサーライトを設置したり、毎朝変なことがなかったか確認するのも大きな出費と苦労です。考えすぎかもしれないですが、それだけ何かあった際には責任の範囲が広がるということを意識しておいたほうが良いと思いました。

借家は管理しなければいけない部分が多い!

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借家でもっとも面倒になってくるのが、アパートなどと比べて自分で手を入れなければいけない場所が増えるということです。

自分の部屋周りだけを管理していればよかったアパートと比べて、家そのものを見ていかなければいけないわけですから手間も増えます。

アパートには無い魅力もあるのですが、その裏返しとしてやらなければいけないことも増えるということは知っておいたほうが良いですね。

意外と出てくる借家据付けの備品トラブル

借家の場合は、アパートよりも入居者の回転が悪いことがあります。大きな借家の場合は手軽に入れるアパートと比べて、賃貸物件としての需要はそこまで大きくはないです。そのため使われずに長いこと放置された備品が壊れたりトラブルを起こすことが多いと感じています。

まずは電気周り。一通りの家具家電は持ち込むので問題ないのですが、据え付けの照明器具やガスなどの機械が意外と早く壊れました。もちろん壊れたものは管理会社に連絡すれば修理してもらえる契約になっていますが、照明などはいちいち連絡するまでもないので自分で取り替えてしまいますが結構面倒です。

他にも水周りの備品「浄水器や食器洗浄機」などを設置する際、固着して設置に手間取ったり、長く人が入っていない物件の場合には注意したほうが良いです。

家の特殊な構造に苦労することも・・・

他にも家そのものが特殊な間取りというか、こだわりもって作られていたりすると苦労することもあります。賃貸アパートの場合には、様々な「統一規格」で作られており、汎用性ある家電や備品が使えるようになっていたりします。

しかし今回入った家では、まずカーテンがフルオーダーでしか対応できない作りで、「ニトリ」「イケヤ」などで買える汎用サイズが一切使えませんでした。

さらにエアコンの取り付けにも取り付け面の長さや幅がイレギュラーであり、土台の加工無しでは汎用エアコンがつけられないなど思わぬ出費にもなりました。このような細かな部分までは下見の段階では分からなかったです。

知識不足は否めなかったのですが、知っておけばこんなにお金かからなかったのに・・・と思ったことでしたね。

犬・猫・鳥の糞対策

今回の借家において最も手を焼いたのが、野良猫・野良犬による「糞害」でした。

これは地域柄もあると思いますが、私が住んでる場所は郊外で田んぼや畑も多いです。そのため野良猫はそこら中にいますし、たまに野良犬も見かける場所。

こやつらが夜になると庭に入ってきており、庭に敷き詰められた砂利で糞をしていくのです。おそらくはしばらく人が入っていなかったため、安心して用を足せる野良どものトイレになっていたのでしょう。

近くには飲み屋ビルもあるためか、ゴミをあさって食べたと思われるビニル混じりの糞を毎朝掃除するのが日課になっていました・・・。

ネットで情報を調べ水を入れたペットボトルを角地に置いて対策したり、庭周りに犬猫の忌避剤を買ってきては対策しましたが、完全に被害を防ぐことはできませんね。

忌避剤を買うにしても庭が広いと結構な費用がかかりますし、夜中しか集まってこないので役場などに相談してもどうにもならない。結局いまだに定期的な糞の掃除が続いています。

もうひとつ、庭に木があったりすると鳥も集まってきますね。群れで集まってきてベランダに大量の糞をしたり止めてある自転車を汚す被害も後を絶たず。アパートにいた頃はこのようなことは一切気になりませんでしたが、一軒家ということで放置できないことが増えました。

お庭の植木や雑草の手入れなどの手間

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庭付きの借家を借りる場合には、当然お庭の手入れもしなければなりません。

夏になれば大量の雑草が生えてきますから、草取りをして景観のための維持に割く時間はどうしても増えます。

この部分はガーデニングなどと絡めて、趣味として楽しむという方法はあるかもしれません。私の場合は嫁さんがガーデニングに興味を持ち、花を植えたり子供と草取りしてるなど楽しんでやってくれているのが良かったです。

植木などがあれば「毛虫」とか害虫が発生してしまうこともあります。勝手に植木を切るわけには行かないし、農薬などで駆除するにもお金がかかります。今回は庭が広い家で、植木がたくさんあったので思わぬ刺客に苦労させられました。

まとめ

結局いえるのは、借家といっても自分の家を持つのと同じような「気苦労」をすることがあるということです。

備品の破損などは賃貸物件なら管理会社や大家さんに連絡すれば修理してもらえますが、わざわざ言うまでもないけど生活していくうえで気になってしまうことって想像以上にあったなというのが個人的な感想です。

自分自身は今の状況を何とか楽しく過ごせてはいますが、人によっては許容範囲を超えるということもあるのではないでしょうか。

ある意味では今後自分で家を持つ際の「予行演習」ができたとも前向きに考えていますが、何事もいいこと悪いことは混在してるものですから、必要以上に気負わずに楽しみを上乗せできるよう工夫して生きていきたいものです。

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