産後うつで追いつめられるママを救う方法!取り返しのつかない事になる前に

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妊娠から出産というのは新しい命が生まれる一大イベントですが、その裏では【産後うつ】というものが問題になっているというのを知っていますか?

出産後は授乳はもちろんおむつ替えや寝かしつけなどで本当に大変な日々が続きます。産後うつはそんな状況のママさんに襲い掛かるのが産後うつです。

子育てに対する不安やプレッシャーでイライラや気分の落ち込みと言った不安定な状態になってしまう「うつ病」の一種ですが、酷くなってしまうと自殺してしまったりするママさんもいるという恐ろしいものです。

今回はそんな産後うつを回避してママを救うための方法について説明していきたいと思います。

産後うつの恐ろしさ

産後の女性の身体はホルモンバランスが安定しません。これは身体が妊娠前の状態に戻ろうとすることが原因の一つでもあり、結果的に心も身体もバランスが取れなくなって不安定な状態になってしまっているのです。

そして冒頭でも触れたとおり、産後うつというのはれっきとした「うつ病」の一種なので酷い場合には自殺まで追い込まれてしまうママもいます。

産後うつの症状が出てくる時期や期間の長さについては個人差があり、多くは産後2~3週間程度で症状が出て1ヶ月以上は続いてしまうのですが、中には時間差で3~4ヶ月後に症状が出て治るまでにも1年以上の時間を必要とするケースもあるので油断が出来ません。

妊娠中や産後のうつ病で亡くなる女性は多い

東京都でこの10年間に妊娠中もしくは産後うつで自殺したと思われるママの人数は63人にも上ると言われています。

>>10年で63人…東京23区 産後うつ影響か

あくまでも東京都という一部の地域にフォーカスしてもこの人数なのですから、これを全国レベルにして考えると相当な数になると思われますね。

うつ病もしくは統合失調症などの精神疾患と呼ばれる既往症を抱えている人はもちろんですが、意外と精神疾患による通院歴が無い人も産後うつで自殺しているようですので、残された遺族の戸惑いやショックは計り知れないものでしょう。

産後うつによって考えられるいくつもの影響

産後うつというのは妊婦さんや出産後のママが自殺するかもしれないというのはもちろんですが、他にも悲惨な事態に発展してしまう要素はいくつもあります。

子どもの虐待につながる産後うつ

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産後うつによる不安定な精神状態は生まれて間もない子どもへの虐待につながってしまう事もありますので注意しましょう。

虐待によって亡くなってしまう子どもの年齢は生まれて間もない0歳児が多いというのはご存知でしょうか?

いくら妊婦さん・女性だとしても、力の強い者が弱い赤ちゃんを虐待して死なせてしまうのですからニュースなどを見ているとどうしても「親が酷い」という見方をされてしまいがちですが、生まれて間もない子どもの虐待死には実は産後うつが大きく関わっていると言われています。

しかし当然ながら社会的にはママが産後うつだったかどうかというのは関係がなく取り返しのつかない事態であることには変わりがありませんので、周りの家族や友人がしっかりと見守って声かけをしていくべきだと言えます。

夫婦関係が壊れやすい

どうしても育児は女性の仕事という世間的な認識も抜けきらない部分があるので、赤ちゃんが生まれたことによる負担がママに偏ってしまいがちです。

パパの知らないうちにママが一人で育児の悩みを抱え込んで産後うつになってしまっていることがあるので、注意が必要です。

妊娠・出産を経験することで女性は精神的にも母親になりますが、男性が父親としての自覚を持てるのは女性よりも遅いものなので温度差が生まれてしまうのです。

  • 赤ちゃんがグズっても抱っこしてくれない
  • 仕事の帰りに毎日のように飲みに行ってしまう
  • 出かけても荷物を率先して持ってくれない
  • 休日に自分だけ遊びに行ってしまう
  • 脱いだら脱ぎっぱなし

このような不満を妊娠であれば許容出来ても妊娠中や出産後の精神的に不安定な状態では許せなくなり、産後うつの症状とも相まって離婚に至ってしまう夫婦も多くなってしまいます。

産後うつから家庭を守るには

ではここでパパとしてママや子ども・家庭を守るために出来る事というのはどんなことなのでしょうか?

実は筆者に最初の子どもが生まれた時にもママが産後うつのような状態になってしまったことがあります。

そこでママの精神状態が回復するまでの間に筆者が意識して考え方を改めたり実際に取り組んだ内容について説明していきましょう。

ママの代わりに家事や育児をする

当然ですが、育児はママだけが行うものではありませんので、ママが産後うつにならないための一番の方法はパパがママの代わりに家事や育児するタイミングをたくさん作るということです。

ママは妊娠・出産を経験したことによって心身に大きなダメージを負っているので、休ませてあげることが必要です。

私も不安定になっているママのために、ミルクをあげたりおむつを替えたり、食事を用意して洗濯をしてという行動を率先して行うようにしました。

不安定になっているママにしてはいけないこと

最近の世の中のほとんどのパパはきっと「自分も子育てを頑張ろう」と思っている事でしょう。

自分に何が出来るかを考えることも大切ですが、踏んではいけない地雷があることも心得ておく必要があります。

「何が出来るか」より「何をしてほしいのか」を考える

まず何かを手伝うにしても「パパが出来ること」をとりあえずやってあげるというのは大した手助けにならないことが多いです。

大切なのはママが何をしてほしいのかを考えて行動することです。

「これをやればいいだろう」くらいに考えていたりすると、それはどう頑張ってもパパの都合で動いているだけに過ぎないので、ママにとってはストレスになってしまうこともあるのです。

ママの意見と要望をしっかり聞いて、必要な事を必要な時にサポートするようにしてみるといいでしょう。

赤ちゃんに集中し過ぎない

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赤ちゃんが生まれると、周りにいる家族・親戚、友人などみんなの注目の的は全て赤ちゃんに集中してしまうことになります。

赤ちゃんが第一なので、これはある程度仕方ない事でもあるのですが、パパだけはママのことをしっかり見ていてあげなくてはいけません。

ただでさえ産後はホルモンバランスが崩れているのでママは孤独を感じやすい状態にあります。

ここでパパも含めたみんながママを精神的に独りににしてしまうと産後うつがどんどん辛くなってきてしまいます。

赤ちゃんのお世話をするにしても必ずママを交えて話題の中心を2人に合わせていくように配慮してあげるといいですね。

上から目線にならないように注意する

妊娠・出産の時期は産後も含めて、ママはいつも通りの動きが出来ない状態になるわけですが、だからと言って周りの人が「ママが出来ない・だからママのためにしてあげている」という態度になってしまわないように気を付けましょう。

態度に出ていないとしても、行動に知らず知らずのうちに表れてしまうことでママの動きを邪魔するような結果になってしまったり、結局ママをイライラさせてしまうような結果になりかねません。

役割が違うだけでチームとして赤ちゃんを育てるという目的に向かって動いているんだという意識を持つようにしましょう。

夫婦で育児に専念できる環境づくり

妊娠や出産によって不安定になっているママが産後うつにならないためにはパパがしっかりと支えることが大切です。

でもパパだって朝から夜まで仕事で大変なわけですから、なかなか子育てや家事などのママのサポートに付きっきりになるわけにも行きません。

そこで私が取った手段は「育休」でした。

現在の日本の社会ではまだまだ男性の育休というのは一般化していないので、職場の環境や考え方によっても左右されてくる部分ではあります。

「イクメンぶってる」とか「男がいても別に役に立つわけじゃないのに」といった厳しい目で見られてしまうところも多いですし、私自身そういった目にさらされてしまった苦い経験もあります。

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しかし、私が育休を取ったことでママの負担は確実に軽減させることが出来ましたし、独りで背負わせてしまって産後うつからの虐待・自殺といった最悪の事態になるのも怖い話ですので育休は取ってよかったなと思っています。

また、わずかですが育休を男性が取得できる雰囲気のある職場も徐々に増えてきているので、これからあなたが1人目の妊娠・出産を考えているのであればそれに備えて職場環境を見直してみるというのも手です。

もちろん現在1人目で今後2人目を考えているということであれば、なおさら今の辛い状況を踏まえて身の回りの環境を整えられるように準備を始めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

産後うつは出産後にホルモンバランスが安定しない状態が続くことによってママに表れるうつの症状です。

周りが満足にサポートできなかったり、理解してあげることが出来ないと最悪の場合、自殺してしまったり子どもを虐待死させてしまうケースもあります。

夫婦関係とママと子どもをしっかり守るためにも、パパのサポートと育児に対する環境づくりを積極的にしていくことが求められています。

最近では男性が育休を取得できる雰囲気のある職場も徐々に増えてきているので、今後のことを考えて転職などを検討してみてもいいのではないでしょうか?

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