生命保険を解約する前に知っておけばよかったと後悔したこと

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私は生命保険の営業をしていた時に不思議に思うことがありました。

それは「なんか健康だし病気もしてないから保険やめちゃうか」と保険を解約した矢先の半年以内に病気が発覚する方の多さです。

もちろん保険を解約したら免疫力が下がって病気になるなんてことはあり得ない話なんですが、こういう方が本当に多くていつも本当に不思議な気分でした。

今回は軽い気持ちで生命保険を解約してしまったときに起こるかもしれないデメリットを考えながら、生命保険を解約する前に知っておけばよかったと後悔したことについての解説と、どうしたらそのような事態に陥って後悔しなくて済むのかを考えていきます。

解約することで起こり得るデメリット

生命保険は私たちを日々のリスクから守ってくれる重要なものです。よくわからないまま契約している人も多いのでよく考えずに解約してしまう人も多いです。

解約しようかなと思う前に、解約してしまったことで起こり得るデメリットを見直してみましょう。

病気は突然やってくる

現代を生きる私達を取り巻く環境は大気汚染・電磁波・環境ホルモン・食品添加物・欧米化した食生活など考え出せばキリがないくらい活性酸素にまみれていて細胞や遺伝子に傷をつけてガン化させてしまうかも知れないものに囲まれて生活しています。

これらを完全に排除してはすでに生活が成り立たない社会で生きている私達ですから、たとえ若いとしても病気にならないわけがありません。

私は過去に病院に就職した後に生命保険の営業をしていたのですが、最近は病気の若年化が進んでいて糖尿病や高血圧や白血病などの20代での発症が多くみられているのが現状です。

また私はアラサーと呼ばれる世代で、自分の身内や友人の親戚などでもがんで40代50代で亡くなっている人はとても多く、そのことで「がんは身近な問題なんだな」と実感したことがありました。

このようにがんの若年化も進んでいて実際に40代ですい臓がん、50代で食道がんの方が残念ながら命を落としてしまったという人の話も耳にしています。

では保険を解約してしまったとして、もしがんのようなごまかしの効かない病気に突然かかったら、実際いくらかかってしまうのでしょうか。

三大疾病はとにかくお金がかかる

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がんや心筋梗塞や脳卒中などの三大疾病と呼ばれる病気にかかるといくらかかるか知っていますか?結論から先に言うと平均で208万円かかると言われています。

ですから貯金が何千万もあるような方には保険は必要ないかもしれませんが、いきなり「208万円払って」と言われたら困ってしまうという方にとっては生命保険が必要になるのです。

がん治療は手術・抗がん剤治療・放射線療法が三大治療方法として確立していますが手術には保険がきくため手術では3割負担だと30万円くらいです。

抗がん剤も薬の中では比較的高価なだけでなく、副作用に対処するための薬がどんどん増えていくため、薬にかかる費用はだんだんと大きくなります。

放射線治療の治療費は1回につき1万円~2万円ほどかかりますが一般的には30回くらい必要となってきますので何十万円ものお金がかかってくるのです。

それだけでは100万円くらいじゃないの?と思う方もいるかもしれませんが、これに加えて毎週の通院費や手術の場合の麻酔費用や手術前後の入院などの費用も加わります。

放射線治療でも入院費がかかることもあるためがんを治すのには約200万円ほどかかってしまうというわけなんですね。

しかしいくら保険に入っていても辞めてしまってからがんになったのでは保険の効力が発揮されず、このような高額な費用がすべて自己負担になることがあります。

残念ながらそのような結果になってしまった友人の例を挙げて保険に入っていればいくらもらえたのか解説していきたいと思います。

がん保険を解約した途端にがんが発覚した体験談

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私の友人はおばさんから「派遣の仕事減らされちゃった~。50歳だしまだがん保険は必要ないかなと思うからいったんがん保険を解約しようと思うの。」と言われ猛反対したのですが結局友人のおばさんは保険を辞めてしまい、その次の検診でがんが発覚したことがあります。

20代・30代の子宮がん死亡者は1997年に156人でしたが2004年には247人と急増しています。このようにがんの若年化はとても顕著ですから40代50代の中高年のがんだって増えていないわけはありません。

中高年のがんが増えてるって新聞で見たけど自分は大丈夫って思ってたよ~保険辞めなければ良かった」とおばさんはとても後悔していたそうです。

さぞ落ち込んだだろうと話を詳しく聞いてみると彼女が解約した保険は入院したら日額1万5000円、手術をしたら入院手術だと30万円、日帰り手術なら7万5000円、放射線治療をしたら20万円、ガンと診断されて所定の重度の状態になった時には一時金が200万円出るというプランだというのです。

「保険を続けていたら保険で賄えたのに貯金を切り崩して治療するから貯金はなくなるし、働けないから収入も減るし最悪だ~。」と病気の発覚でただでさえ落ち込んでいるおばさんはさらに落ち込んでしまっていたそうです。

女性は子宮頸がんの他にも甲状腺疾患やリウマチなど女性がなりやすい疾患というのがたくさんあるので女性は特に保険の解約には注意が必要です。

女性ではなくても日本人の2人に1人ががんになる時代ですので「まだ若いから」「自分はがんにならない」と思っていても誰もがいつがんになってもおかしくはないのです。

あなたの保険が高い理由と安くする秘策

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保険料が高いから保険を解約しようと思っているあなたも、その保険を契約した時は高いと感じなくてその保険に価値を感じていたから保険に加入したはずです。

ではなぜ今になって高いと感じるようになったのかというと、あなたのおかれている状況や社会の変化に伴って必要な保障の内容や額が変わってきたからかもしれません。

そういう場合には本当に必要な物へと切り替えてい行く必要があります。

必要な保障とライフステージ

結婚したばかりの時や子供が小さい時、住宅ローンがたくさん残っている時などには大きな保障が必要ですが、子供がある程度大きくなったり住宅ローンを払い終えたりすると必要な保障額は小さくなります。

状況が変わったのに大きな保障がついた高い保険を払い続けていると不要に感じて解約したくなる気持ちはよくわかりますが、実際には不要なのではなく大きすぎるだけなのです。

そういう場合にはいきなり保障をなくしてしまって何かあった時にお金がなくなってしまうよりは手頃な安い保険へと保障を小さくする方が賢明です。

外資系と日本企業の違い

外資系の生命保険会社と日本企業の生命保険会社では一般的に外資系の生命保険会社の方が掛金が安かったりします。

これは外資系の会社の運営が粗悪だから保険料が安いのではなく、日本企業の生命保険会社は一般的に全国各地の一等地に自社ビルを建てたり芸能人を使ったCMや駅の広告など莫大な広告宣伝費を使っていますから当然上乗せされる保険料も高くなります。

それに比べて外資系は一等地ではない場所に自社ビルではなく賃貸で営業所を構えているところが多いため経費があまりかかっておらず、広告宣伝費も抑えているため上乗せされる保険料がそんなに高くないという特徴があります。

昔は「外資系はつぶれる」とか「対応が遅い」とかいう噂が立っていましたが生命保険会社がつぶれても生命保険契約者保護機構が生命保険会社破綻時点の補償対象契約の責任準備金等の90%を保障する制度があります。

その為、銀行が潰れた時に預金者の財産が守られるのと同じように、保険が消えてしまうようなこともありません。

また、対応の速さについてなんですが、「外資系は対応が遅い」というのは日本企業の生命保険会社の営業のおばちゃんなどが、「お宅の保険高いじゃん」と言われたときに「昔からある日本企業の方が対応が速いから」などと切り返しに使っていたトークが噂として広まっただけで、実際は対応が遅いなんてことはありません。

ですから大きな保障がいらなくなった、保険を解約したいと感じた人は一度外資系の手頃な保険を検討してみると自分の今の感覚に合った保険に出会える可能性が高いのです。

乗り換えるなら早い方がいい

今加入している保険が高すぎるから安い保険に乗り換えようと思ったのなら早い方がいいです。

なぜかというと高い保険料を払う期間が長く続くからという理由の他、乗り換える前に病気になってしまったら乗り換えられるかわからなくなるからです。

今高い高いと言っている保険も病気じゃないから入れた大切な保険です。乗り換えようと思ってはいたけどもたもたしていた矢先に病気が発覚して乗り換えようと思っていた保険に入れなくなってしまったケースなどもあります。

乗り換えるタイミングを失って大失敗

乗り換え」というと電車の乗り換えのように電車を降りてから別な電車に乗るようなイメージの方も多いですが、保険の場合には先に古い方の保険を辞めてはいけません。

なぜなら辞めてから入ると間違って無保険期間ができて保障がない期間ができたら困るし、新しい保険で希望の物に加入できるかまだわからないからです。

 

実際に筆者の友人の1人は古い方の保険会社に先に連絡をして新しい保険に入るからと先に解約をして、新しい保険屋に連絡をする前に体調不良で入院してしまったことがありました。

これでは入院した時には前の保険を辞めていて新しい保険には入っていなかったためもちろんどこからもお金は出ないですし、新しい保険屋さんにも「最近入院している方の加入はお断りしています」と言われてしまったそうです。

 

既往症がある人は保険を解約しない方がいい?

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既往症がある人が保険を辞めようとすると「保険にもう入れないから解約しない方がいい」と加入している保険の保険屋さんに止められるケースがあるというのですがどういうことなのでしょうか。

持病がある人でも入れる保険はある

昔は持病があると保険に一切入れないのが常識でしたが今は病気の若年化が進んでいるため病気を持つ方がとっても多いことから引受基準緩和型といって持病がある方でも入れる保険があります。

通常の保険よりも少し割高になりますが、先程も言ったように日本企業の保険の保険料は高いため日本企業の通常の保険より外資系の引受基準緩和型の方が保険料が安いということも考えられますのでまずは見積もりを出して比較してみるのもよいかもしれませんね。

生命保険を解約する前に知っておきたいことまとめ

契約時は価値を感じていた保険ですが、自分の状況の変化によって高いと感じて保険を辞めようと思うことがあると思います。

その際には今一度保険が必要ないと思って辞めた人の後悔から学び、保険を小さくするなどしてくれぐれも無保険になってしまわないよう注意が必要です。

昔と違って今は持病があるからといって必ずしも新しい保険に入りなおせないわけではないのでよく調べて最小限の保険料で必要な保障を得て欲しいものです。

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