生命保険の営業をやる前にやっておけばよかったこと

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筆者が生命保険会社に営業として働いてみた一番最初の感想は「他の会社でOLをやるのとはまるで勝手が違う」ということです。

一般的な就職にあたっての準備を万全にして行ったつもりでも、生命保険の営業という職種では準備不足となって失敗してしまい、後悔した出来事がものすごくたくさんありました。

今回は具体的に生命保険の営業をやる前にやっておけばよかったことと、後悔したことはどんなことだったのかについてお話していきます。

ちなみに筆者は大手生命保険の営業で事業所内2位の実績がありますので、ここで紹介するポイントを押さえておけば生命保険の営業では失敗を出来る限り少なくしてスムーズに仕事のコツをつかむことが出来ると思いますよ。

必ずチェックしておきたい服装の知識

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筆者は新卒の22歳で生命保険会社に営業として就職したのですが、その際にリクルートスーツと就活カバンのまま営業に行ってひどい目に遭ったことがあります。

生命保険の営業を初めてする人が陥りやすい具体的な失敗例として挙げられるのはどのようなことなのでしょうか。

スーツを新調する

新卒でリクルートスーツのまま営業に行ってひどい目に遭ったことがあります。

そのリクルートスーツを着て大学生の時に塾講師のアルバイトをしていたので身体に馴染んでいるし動きやすいと思っていたのですが、いざ実際に営業してみると営業の動きは思ったよりもハードで思ったように動けません。

先輩に相談してみると「あんたリクルートスーツで営業してるの?肩こり酷くなって手が上がらなくなるよ。前にそれで退職した人いたわ!」と笑われてしまいました。実際に先輩のスーツを試着させてもらうと、なんと生地が伸びるんです。

見た目はきっちり見えるけど実はストレッチ素材というシャツやジャケットがあるなんて知らなかったのでまさに目から鱗でした。目安としてはスーツを着たまま無理なくラジオ体操できるくらいでないと、身体が凝ってしまいますよ。

営業向きの靴をチェック

次は靴です。基本的に移動は車だとしても、筆者が1日に訪問するのは平均で7件だったため靴の善し悪しが疲労感に直結しました。

靴を履いて歩くのは車から玄関までの数メートルだからと思ってケチって買ったファッションセンターしまむらの1280円くらいの靴では勤務後の足の疲労感が大きすぎて、帰宅後家事も何もできないし次の日になっても足がだるかったんです。

あとは予想外に歩かなくてはならないポイントなどもありました。

たとえば「保険の契約期間が切れるから更新の手続きはいかがですか?」と電話したところ「うん、じゃあ更新するから職場まで来て」と言われて行った先がゴルフ場で、駐車場からゴルフ場の重役がいる建物まで舗装されていない道を1kmくらい歩いたことがありました。

先輩に相談するとまたまた笑われてしまいましたが、これも中がストレッチ素材だったり衝撃吸収性が高いフォーマルな靴というのが売っていて、ベテランの営業にはそういう靴を履いている人が目立ちました。

見落としてはいけない「鞄」

一番見落としがちなのが鞄です。

保険の営業をするとお客様の自宅や勤務先に出向くため、行った先で鞄をどこかに置くことになりますが、その際にカバンが倒れてソファや家具に当たるのを、指摘しないけれど実は不快に感じているお客様が多いんです。

ですからカバンを置いた時にバランスを崩さずにそのまま立っている、自立するカバンを持つことがちょっとしたことから印象アップを図るコツです。

また、急な雨や傘の盗難でカバンが雨に当たっても中の書類が濡れないように撥水性・防水性を備えているカバンにすることがお客様に迷惑をかけないためにやっておいた方がよいことです。

以前「私はいつも傘を持っているから大丈夫」と撥水性・防水性を備えていないカバンで営業していた先輩が商談中に傘を盗まれて書類を濡らし、契約書が使い物にならなくなってお客様に二度手間をかけるといった事例もありましたので本当に注意するに越したことはありません。

営業に使う車は自家用車?

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生命保険の営業として就職したとしても会社から営業車両が与えられるわけではありません。ほとんどの場合は自家用車を使っているのが現状です。

その為、面接などでも必ずと言ってよいほど「車は持っていますか?」と聞かれるし、持ってないと答えると「免許はありますか?」「車は買う予定はありますか?」といかにもこれを機に車を持って欲しいと遠回しに訴えられます。

実際に車を持つ人が生命保険の営業になると「自家用車の保険会社に電話して営業で使うって伝えて」と言われ通勤用から営業用に保険のグレードアップをします。

そんな営業にも使う自家用車はどのようなものがよいのでしょうか。

車移動でカーナビは必須

営業をやっていると、会社を辞めた営業が持っていたお客様はいる人で分担するので「○市○町○丁目1-1の○○さんの家に契約の更新しに言って来て」と言われることも結構あります。

その際に地図ではなかなか見つけられないお宅もカーナビならばほぼ一発で見つけられて、時間短縮や遅刻防止に役立ってくれること間違いなしです。

カーナビを新調するよりカーナビ付き中古軽自動車の方が安い場合もありますので一度中古車を見てみるのもよいかもしれません。

軽自動車が生命保険の営業にぴったりな理由

筆者が生命保険の営業を始めて半年経って気付いたことがあります。それは3人いた同期のうち普通常用車やワゴン車に乗っていた2人が軽自動車を新調していたことです。

ある日「会社帰りに同期4人でファミレスのドリンクバーで仕事について話そう」と言われて駐車場で待ち合わせをしたら、なんと同期のうち2人の車が変わっているではありませんか。

ファミレスで詳しい話を聞いてみると、お客様のお宅を回っていると信じられないくらい駐車スペースが狭いことがあったり近隣の駐車場を使う場合も軽自動車用のスペースだけが空いている時などが多く、何かにつけて「軽自動車が欲しい!」と思う体験が多かったと言うのです。

最初から自家用車が軽自動車だった筆者は気が付かなかったのですが、普通常用車やワゴン車に乗っていると軽自動車が欲しくなる人が続出するのが保険屋みたいです。

運転中の電話が契約を決める?

運転中に携帯電話を片手に通話するのは法律に違反しています。

ですが生命保険の営業をしていると運転中の12時に電話が鳴って車を止めて折り返ししたらお客様が電話に出ず、次の日また電話をしたら「昨日のあの時間だったらこの前あなたが提案してくれた保険の契約書書く時間があったのに」と言われて落胆したことが何度もありました。

具体的には道交法の罰則の対象外であるイヤホンマイクによるハンズフリーでの通話が好ましいですが、都道府県によっては道路交通規則でイヤホンマイクを禁止しているところがあるので、あなたの地域はどうなっているのか確認が必要です。

ちなみに筆者が働いていた時にイヤホンマイクが禁止されていた地域

  • 茨城
  • 群馬
  • 東京
  • 山梨
  • 長野
  • 滋賀
  • 鳥取
  • 徳島
  • 香川
  • 愛媛
  • 高知
  • 熊本

で、使用自体は認めているけれど外部の音が遮断されていると判断されると違反になるのが

  • 千葉
  • 富山
  • 山口
  • 福岡

でした。

筆者が生命保険の営業として働いていた地域は上記の都道府県ではなかったため、運転中でもいつでも電話に出れる状態にするだけで1ヶ月に5件くらいは多く契約が取れるようになりました。

生命保険の営業をやる前に出来る予習

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生命保険会社の研修はとてもしっかりしているため保険についての勉強は後からでよいのですが、それよりももっと勉強しておいた方がよいことがあります。

筆者が実際に働いてから役に立ったと思う生命保険の営業をやる前に出来る予習について紹介していきたいと思います。

実際に営業を受けてみよう

生命保険を売る側になる前に買う側の気持ちになっていると後からとても役に立ちます。

お客さんはどういう保険に興味があるか、どういう保険になら入りたいのかということをシミュレーションする目的で保険の窓口に行ってプランを作ってみてもらうのがおすすめです。

そうすると「入院日額1万円もいらないから5000円に下げて」「まだ結婚していないから特約の終身保険は最低金額に下げて」など自分の口から出てくる言葉から勉強することができます。

心が動いたらいっそ加入してみるのもアリ

営業なんて受けるのイヤだという方やめんどくさく感じる方は今はインターネットで必要な保障を選ぶと自分に合ったプランを自分で作ることも可能です。

そうやって自分でプランを作るうちに「自分と同じ年代の自分と同じ家族構成の人はこれくらいの保険なら入る気が起こるのか」ととても勉強になるし、心が動いたらいっそ加入してみるのもアリです。

なぜかというとこれは働いてからわかったのですが生命保険会社に営業として入社すると、強制ではないにしろ「自社の一番大きくて保障が手厚いプランに入って欲しい。」という無言の圧力がかかることが多いためです。

入社前に安い保険に入っているだけで「保険はもう入っているので、ごめんなさい」と断る理由になるので、保険に入ってから就職した方が月々の保険代が浮くなんてことが結構あります。

生命保険のおばちゃんを質問攻めにする!

実際に営業を受けることでお客さんはどういうところを質問したのか、もっと知りたいポイントや不安だから確認したいポイントはどこなのかを実感することができます。

そうすると裏を返せばどういう説明をすれば「これなら」と安心して保険に入ってくれるのかということがわかるので、無理なく保険を買ってもらうスキルが身につきますよ。

生命保険の営業をやる前にやっておけばよかったことまとめ

普通のOLと生命保険の営業では必要なスーツや靴やカバンが変わってくるため事前にリサーチや準備をしておかないと痛い目に遭ってしまいます。

生命保険の営業の生命線ともいえる車やカーナビをきちんと考えないと本当に時間が取られたり取れる契約も取れなくなったりするので、先輩の失敗からぜひ学んでいただければと思います。

保険の営業が上手になるコツは実際に営業を受けてみることだし、保険のプランを作るのが上手になるには実際に自分のプランを作ってみて試行錯誤することですので、ぜひやってみるとよいでしょう。

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